地域自立支援協議会とは,障がいある人が普通に暮らせる地域づくりを行うために障がい当事者とその支援者、地域住民が一体となって情報の共有、具体的な協働、ネットワークの構築などを皆で考える組織です。
「働きたい。」「やりがいや責任を持ちたい。」「この地域で暮らし続けたい。」「仲間がほしい。「楽しみたい。」「自立したい。」など、当事者の思いは様々です。一人、もしくは一事業所ではできないことも、皆で知恵を出し合い、協力し合うことで可能性は広がります。
横浜市西区は、横浜9年市の中で一番人口も少なく、面積も小さな区です。障がいのある方を支援する施設も他区に比べると決して多いとは言えません。しかし、そんな西区だからこそできることがあります。それは「小回りのきいた、手の行き届いたあたたかい支援」です。目の前で悩んでいる「ひとり」のために、みんなで悩みひとつひとつを丁寧に解決していきます。その解決のプロセスから地域課題克服の鍵を導き出します。
「ひとりだけで悩まない」。障がい当事者や支援者、地域住民みんなが“顔の見える関係を作る場”それが西区地域自立支援協議会です。
 
 

 
  平成20(2008)年
       4月 西区連絡協議会を発足
          月に1~2回の会議(通称:コア会議)を開催する
 
       5月 事例検討会議を開始
          自立支援協議会発足までの間に月1回、約12回開催する
 
       10月 「自立支援協議会を考える」をテーマに講演会を実施(47名参加)
 
  平成21(2009)年
       7月 横浜市西区地域自立支援協議会設立総会実施
          療育教育福祉連携会議・余暇支援部会・研修部会・個別支援会議の4つの部会からスタート
 
  平成22(2010)年
       2月 作業所販売委員会・公園清掃委員会が発足
 
       3月 ホームページ委員会が発足
 
  平成23(2011)年
       8月 防災会議が発足
 
  平成26(2014)年
       4月 姉妹自立支援協議会発足
 
  平成27(2015)年
       2月 OSAKAIGI発足
 
       4月 コア会議が事務局と課題検討会議に分かれる
 
  平成28(2016)年
       4月 部会長会議・計画相談連絡会発足
 
 

 
横浜市西区地域自立支援協議会は発足当初、コア会議として、地域の事業所含め事務局運営をしてきました。しかし、自立支援協議会の運営面と地域課題の検討とを同じ会議内で行うことの難しさの壁にぶつかり、双方のスムーズな取り組みのために、自立支援協議会の運営を担う事務局と地域課題を抽出s、解決に向けて検討する課題検討会議とに整理しました。

その中で、各部会・委員会の取り組みからも課題抽出を行うために、平成29年度より部会長会議を実施しています。
 事務局では、地域の次世代の担い手育成を目的として、「西区スタイルカレッジ」を、地域の事業所間での交換研修として「人材交流研修」を実施してきています。
課題検討会議では、地域課題を抽出し、担当者会議を検討の場としてグループワークを実施しています。


定例で毎月第3金曜日にガッツ・びーと西で開催しています。
各事業所が担当している計画相談ケースの進捗状況や支援を行う上で躓いている事項、今後他ケースでも課題に上がるであろう事や成功事例の共有を行い、計画相談利用者への支援がより良く進むように参加者全員で考えています。また、どうしても単独になりやすい計画相談業務を、同じ業務を行っている相談員が、事業所の垣根を越えて、悩みを共有し、より良い支援につなげていく。そんな形を、西区スタイルとして行っています。
 
 


隔月第4金曜日17:30~19:30で開催しています。
一支援者・一事業所では支えきれない個別の課題を西区全体で共に悩み支援する仕組み作りをしています。
特徴は、①モデルケースカンファレンスではなく、生の事例健津をおこなうこと②参加者を制限することなく、西区内の障がい福祉関係機関からの参加を広く、求めていることです。
 事例検討を重ねることで、区内に共通した課題を見出せると考えています。そのなかでも、制度や法律・システムの峡間ゆえに支援が行き届かなかったり、地域社会の理解・啓発をより高める必要のある課題を地域課題と位置づけ、どう解決に繋がる糸口が作れるか検討を続けていきます。
 
 


事務局会議は2か月に1回、主に金曜日に開催しています。
部会に参加している各事業所がいこなっている余暇等のプログラムのお手伝いをしています。
 プログラムを通してニーズの把握や課題を共有し、次回企画内容について検討を行っています。
 また、地域のイベントへの参加プログラムも検討し、参加者と地域のかかわりについても注目しています。年齢、障がいを問わず参加できるプログラムを考えていきたいと思います。
 


毎月第4火曜日15:30~17:00で、会場は偶数月が「どんとこい・みなみ」、奇数月が「生活創造空間にし」で交互に開催しています。
西区なのに南区の会場を使用する!この大胆さと本音で語ることがこの会議の醍醐味でもあり、他には無い面白さです。
近況を語り、互いの状況を知ったり、それぞれの分野の課題を知ったり、タイムリーな社会問題、話題について講師を招いたり、そのスタイルは様々です。
 会議のタイトルの通り、それぞれ参加者は専門分野が違います。
 療育センター職員、学校の先生、福祉事業所職員、相談支援員、就労センター職員、時には行政の職員…参加できない人はいません!西区外の方も歓迎しますし、単発参加も大歓迎!!様々な視点があり考えがあって交わる…それがいいのです。
 
 
 


東日本大震災を機に発足。西区内を4つのエリアに分け、防災意識の定着と、皆が顔の見える関係づくりを広げています。
 エリアごとの活動や会議は随時実施し、全体会を年3回開催しています。
 備蓄状況を記載した防災シートを作成し、事業所における意識(自助)を高め、また、各エリアでは、初動対応を含め、災害を想定しての情報受伝達訓練や防災ウォークを実施し、連携(共助)を深めております。
 これらの取り組みをさらに充実させつつ、今後は、地域との顔の見える関係を創っていくことと西区の障がいのある方々の避難場所についても考えていきます。
 
 


OSAKAIGIは、区内で活動を行っている事業所の施設長を対象に3か月に1回、夕方より各事業所持ち回りで行っています。
 立ち上げた理由は、普段より孤軍奮闘されている施設長を施設長同士で励まし合っていければという思いからでした。
 開催の数日前に参画している全事業所を訪問するosamawari(オサマワリ)も顔の見える関係を築く大切なアクションです。
 この会議の目的は、長(施設長)同士が情報の共有ではなく悩みの共感をすること(守秘義務)と長(施設長)同士が連絡ではなく連携の大切さを感じること(協働)です。
 
 


東日本大震災を機に発足。西区内を4つのエリアに分け、防災意識の定着と、皆が顔の見える関係づくりを広げています。
 エリアごとの活動や会議は随時実施し、全体会を年3回開催しています。
 備蓄状況を記載した防災シートを作成し、事業所における意識(自助)を高め、また、各エリアでは、初動対応を含め、災害を想定しての情報受伝達訓練や防災ウォークを実施し、連携(共助)を深めております。
 これらの取り組みをさらに充実させつつ、今後は、地域との顔の見える関係を創っていくことと西区の障がいのある方々の避難場所についても考えていきます。
 
 


パンフレットの作成、研修の企画、販路拡大に向けた情報交換など、年間8回の会議の中で様々な活動を行っています。現在参画している団体は10団体で、共同販売を盛り上げる為に活動をしています。各事業所が様々な製品を作成・販売、食品(お弁当・パン・クッキー)や喫茶、雑貨(かご・紙製品・革工芸・木彫りなど、種類も内容もバラエティーに富んでいます。
 現在は、イベントでの共同販売、特に西区の小回りの利く大きさや適度な事業所の数などを生かし、みなとみらいにある企業での共同販売などを数多く行っています。
 西区らしい「西区style」の製品達を、お互いに協力しながら販売し、また、障がい理解の啓発も含め、活動内容や製品達を幅広く知っていただけるように、現在も活動を進めています。
 
 


日中活動を行っている複数の事業所で力を合わせ、近隣公園の清掃活動を行っています。主な活動は枯れ葉集めやゴミ拾い、花植え等です。
 活動は、月8回程、年間90回程の清掃です。
 毎週様々な事業所が交替で清掃活動を行っているため、最近では公園を利用する地域の方々にも声をかけて頂く機会も増えました!
 「いつもありがとうございます」の言葉には、利用者の皆さんにとってとても励みになり、うれしい気持ちになります。
 自分たちが住み・働いているこの街に貢献する活動が、地域の方々にとって障害のある方への理解の一端となり、障害のある方にもない方にも住みよい街になっていくきっかけになったらと思い、日々活動しています!
 
 


横浜市西区地域自立支援協議会が設立して約10年が経過しようとしていますが、いつも出る課題は「どうやって当事者の声に耳を傾けるか?」でした。
 設立当時の平成22(2010)年「横浜が世界の中心になる1週間」としてAPEC会議が西区のパシフィコ横浜で開催されました。そこで「障がい当事者が自立支援協議会の中で中心になる」思いを込めて「西PEC」(セイペック)を立ち上げました。
西PECは、当事者と支援者が一期一会で出会う場所としてスタートしました。中心となる西PEC実行委員会は、当事者・当事者家族・行政・事業所スタッフで構成され、毎月1回行われています。
 ひとつでも多くの出会いの場がつくれるようにマッチングにつて協議しています。出会う場所は福祉事業所だけではなく、様々な場所をセッティングしています。
 


平成27(2015)年度より、地域の事業所間で職員の交換研修を実習や見学の形式で行っています。
 参加された方からも、自身が勤務している事業所以外の取り組み等を実際に体感することで、自身の振り返りや事業所へのフィードpバックを行うことができています。また受け入れを
していただいた事業所も、見学・実習生がいることが刺激となり、事業所としても振り返りにつながっている状況があります。
 西区内にはない形態事業所もある為、今後そのような事業所にも受け入れ依頼ができないかも検討していきます。
 
 


平成25(2013)年より3年間「次世代の西区地域自立支援協議会を担う人材育成」を目標に、「西区スタイルカレッジ(NSC)」と称し、大学のゼミ形式をイメージして、自身を振り返りつつ、日々の課題を共有しながら、若手職員のつながりを強めることを目的に実施してきました。
 平成28(2016)年度からは、受講生1期生から3期生に声をかけ、フォローアップ研修として不定期に開催しています。
 現場職員として、地域でのつながりの必要性を確認し、地域に即した自立支援協議会とはどのような形なのかを、講義を通して考えたことを共有してきたかっらこそ、今後受講生が中心となって、横浜市西区地域自立支援協議会を考える取り組みを行っていきます。